ちょっと広めの家庭菜園をお持ちの方なら、たいてい大根を作られるのではないでしょうか。
たくさん収穫した大根は、新聞紙に包み、ダンボールの箱に入れておくと1ヶ月ほどはもちますが、せっかくご自身で作った野菜ですから、もう一歩工夫し、手作りのたくわんを作ってみられてはどうでしょう。
このガイドでは、自家製のたくわんを作るためのステップバイステップの手順をご紹介します。
まず、自家製のたくわん作りを始めるにあたっては、適切な大根の選択が重要です。つやがよく、キメの細かい、肉質が柔らかい大根を選びましょう。1本1kg前後のものが最適です。
たくわん作りにはタイミングも重要です。大体11月中旬～12月中旬に始めることを目安にしましょう。時期が早すぎて気温が高すぎると大根にすが入ります。一方、時期が遅くなると霜害の心配があります。
さあ、自家製のたくわん作りのステップバイステップの手順を見ていきましょう。
まず、たくわんを作る前に大根を干す必要があります。日当たりが良く、風通しの良い場所に稲架を作って陰干しにします。大根が乾燥したらさおから外し、葉つきのものは葉を切り落とします。干して1週間ほど、両端をもって弓型になる程度の干し加減にします。
次に、ぬかに漬けるための準備をしましょう。
①大根15本で、塩カップ２、ぬかカップ８で塩ぬかを用意します。
②容器の底に塩ぬかを3cmくらい敷き、その上に干した大根を隙間のないようにきっちりと並べて、さらに塩ぬかを振り込み、再び大根を並べます。これを容器の深さだけ繰り返します。途中、赤唐辛子やみかん、柿の皮の干したものなどを入れると味に深みが出ます。
③最後に塩ぬかを多めにふり、干した大根の葉をふた代わりにかぶせます。
④押しぶたをし、重石をのせます。
⑤水があがってきたら上から紙かビニール袋をかぶせて、ひもできちんと結び、保存します。
おめでとうございます！これらの手順に従って、新鮮な大根から自家製のたくわん作りの旅に出ることができました。
数週間が経つにつれて、大根はおいしくて酸っぱいたくわんに変わり、さまざまな料理に楽しんだり、素敵な付け合わせとして楽しむことができます。様々なタイミングや風味、バリエーションを試して、お好みの味を見つけてみてください。
忍耐と創造力を持って、自家栽培の大根は愛されるおいしい一品に変わるでしょう。