20種類の野菜を徹底解説!家庭菜園で育てられる野菜あいうえお順

ま行の野菜
ポイント
  • 家庭菜園で育てられる野菜は20種類以上にわたり、根菜類、葉物野菜、果菜類、豆類など多岐にわたる
  • 初心者におすすめの野菜は、たまねぎ、だいこん、ほうれんそう、なす、かぼちゃなどの比較的育てやすい作物
  • 野菜の適切な育て方のポイントは、日光と水管理、肥料と土作り、害虫対策、収穫時期の把握

野菜は人間にとって最も身近な食材ですが、その種類の多さと栄養価の高さに驚かされます。食卓に並ぶ野菜を見れば、毎回様々な形や色に出会えるはずです。それぞれの野菜が持つ個性的な味わいや香り、食感の違いを楽しむことができるのも、野菜の魅力の一つといえるでしょう。

そんな野菜の中には、日本の気候風土に合わせて改良・育種されてきた在来種も数多く存在します。先人たちが長い時間をかけて受け継いできた、日本人の味覚に合った野菜の宝庫。それらを是非一度、家庭菜園で育ててみたいものです。

そこで今回は、家庭菜園で育てられる50種類を超える野菜について、あいうえお順にわかりやすくまとめてみました。寒暖の気候に合わせて旬が変わる根菜類や、和風の料理により合う葉物野菜、暑さに強い豆類や果菜類など、見渡せば実に多彩な種類が存在することがわかるはずです。自分で育ててみると、生産者の方の努力に改めて気づかされるかもしれません。

目次

あ行の野菜

あ行の野菜
野菜名詳細
あかねいも– 沖縄県が原産の珍しい野菜
– サツマイモの一種で葉や茎も食用
– 塊根は甘味があり淡いピンク色
– 低カロリーで食物繊維が豊富
– 手間をかけずに育てられる
あぶらな– 春が旬の伝統野菜
– 若い頃は生で、苦みが出たら加熱調理
– 花蕾の姿が可愛らしい
– ビタミンC、カロチン、カルシウムが豊富
– 寒さに強く、春・秋が栽培時期向き
あまのがり– 葉に自然の甘みがある希少な野菜
– 生で食べるのが一般的でサラダなどに
– 栽培は手間がかかる
– 収穫を続けると甘みが増す
– ビタミンCが豊富で疲労回復に良い
いちじく– 紀元前から栽培の歴史ある果物
– 未熟時は渋味があるが完熟で甘い
– ミネラルの宝庫でカリウム、カルシウム豊富
– 家庭菜園ではネリームの剪定が重要
– 密植にすると結実しやすくなる
いぶりがっこ– 山形県の郷土料理の一つ
– 大根を発酵・燻製した保存食
– 燻製の素材で複雑な香りが生まれる
– 発酵食品ならではの健康効果
– 作り手の技と情熱が詰まった生きた食文化

か行の野菜

か行の野菜
野菜名詳細
かぶらの花– 別名:かぶの花、かぶらのはな
– かぶの花蕾を食用とする一年草
– 春が旬で、天ぷらや和え物に使われる
– つぶ菜や菜の花と同様、アブラナ科の野菜
– ビタミンCが豊富で身体に良い
かぼちゃ– 夏から秋が旬の代表的な果菜類
– 果実全体が食用可能で、ビタミンA、食物繊維が豊富
– かぼちゃの種も食べられ、おつまみに最適
– 煮物、グリル、スープなど様々な料理で活用できる
– 暑さに強く、家庭菜園でも比較的育てやすい
かりん– 落葉性の低木で、秋が旬の果物
– 未熟時は渋味が強いが、完熟すると甘みが増す
– 加熱調理が一般的で、煮付けやジャム、酒の渋抜きに利用
– カリウム、ビタミンCが豊富で、生で食べても良い
– 寒さに強いので、露地栽培が可能
からしな– 別名:からし菜、くちな、くちからし、くさくらなど
– 辛味のあるからし風味が特徴的な葉物野菜
– 生で食べるよりも、和え物、酢の物、炒め物向き
– ビタミンA、C、食物繊維が豊富で健康に良い
– 旬は春から初夏にかけて
きくいも– 別名:菊芋、菊いも、神麸など
– 塊茎に含まれるイヌリンが特徴の日本在来種
– ネバネバ食感で、グラタンやポタージュ、スープに向く
– 血糖値の上昇を抑えるので糖尿病患者にも適する
– 夏場に植え付けて秋に収穫

さ行の野菜

さ行の野菜
野菜名詳細
さやいんげん– 別名:インゲン豆、いんげんまめ
– マメ科一年草で、未熟な若い豆が食用
– 茹でる、炒める、サラダなどで利用
– ビタミンB1、食物繊維が豊富
– 6~10月が収穫期で暑さに強い
さつまいも– 別名:さつまいも、紅あずま
– 塊根が主な食用部位で焼いたり煮たりして食べる
– 種類が多数あり、塊根の色も様々(紫、黄、赤など)
– デンプン質が多く、カロリーが高い
– ビタミンA、C、食物繊維も含まれる
さとうきび– 別名:サトウキビ、甘蔗
– 本来は茎を食すが、砂糖の原料としても重要
– 未熟な茎はジューズにして飲む
– 完熟した茎は干して食べる
– 熱帯地方が原産で暖地が適する
さやえんどう– 別名:エンドウ豆、えんどうまめ
– マメ科一年草で、未熟な若い豆が食用
– 生で食べるのが一般的で苦味が少ない
– 春先が旬で寒さに強い
– ビタミンC、食物繊維が豊富
させり– 別名:沢芹、沢せり、さわぜり
– セリ科の山菜で葉や若い茎が食用
– 独特のほのかな香りがあり、和え物に使われる
– ビタミンB1、C、食物繊維が豊富
– 春が旬で低山地で採れる

た行の野菜

た行の野菜
野菜名詳細
たまねぎ– 世界中で広く栽培されている球根野菜
– 生で食べられるほか、様々な料理の隠し味として不可欠
– フライやスープ、カレーなどでも活躍
– ビタミンC、食物繊維、quercetin(抗酸化作用)が豊富
– 寒さに強く、冬春が収穫期
たくあん– 大根を塩漬けした日本の伝統的な漬物
– 独特の風味と食感が特徴的で、和食に欠かせない
– 乳酸発酵により保存がきく
– 整腸作用やガン予防効果が期待される発酵食品
– 関東と関西で味わいが異なる
だいこん– 根菜類の代表格で、世界中で愛される野菜
– 生でサラダなどで食べるほか、煮物や鍋料理にも
– 冬が旬で、寒さに強い作物
– ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富
– 葉っぱも食用になり、栄養価が高い
たらのめ– タラノキの若芽を食する春の山菜
– 柔らかく苦味がなく、天ぷらや おひたしに適する
– ビタミンA、C、食物繊維が豊富
– 北海道から九州まで全国で採取される
– 2~4月頃が収穫時期
てんさい– 根が主な食用部位で、生食や煮物に利用
– 根からは砂糖が製造される
– 葉も食用になり、栄養価が高い
– ビタミンC、食物繊維、カリウムなどが豊富
– 寒さに強く、秋冬が収穫期

な行の野菜

な行の野菜
野菜名詳細
なす– 別名:ナス、茄子
– 果実が食用部位で、夏~秋が旬
– 煮浸しや揚げ物、炒め物など多彩な調理法
– 紫が一般的だが、緑や白の品種もある
– ナスニンに多く含まれるポリフェノールが健康に良い
なばな– 別名:菜の花、菜っ葉
– 一年草で、若い頃の花蕾や茎、葉が食用
– 春が旬で、サラダや和え物、天ぷら等に利用
– ビタミンC、カルシウム、食物繊維が豊富
– 苦味が強くなる前に収穫するのがポイント
なら豆– 別名:ならまめ
– マメ科の野菜で、若い未熟な豆が食用
– 生食が一般的で、サラダなどに利用
– 夏が収穫期で暑さに強い
– たんぱく質、ビタミンB群、食物繊維が豊富
– 煮豆やつくだ煮の材料にもなる
なまにんじん– 別名:生人参、ベビーキャロット
– ニンジンの未熟な根を生で食べる
– ビタミンA、C、食物繊維が豊富で栄養価が高い
– 香りが良く、サラダや pickles に適する
– 苦味は少なく甘みを残している
– 春~秋が収穫期で周年栽培可能
ねぎ– 葉と白い茎が食用部位
– 生食はもちろん、調味料としても不可欠
– 香りが良く、あらゆる料理に風味付けに使う
– ねぎ自体を主役にした料理も多数ある
– ビタミンC、食物繊維、アリシン(抗酸化作用)が豊富

は行の野菜

は行の野菜
野菜名詳細
はくさい– キャベツ科の野菜で、葉が主な食用部位
– 冬が旬で、寒さに強い作物
– 白菜漬けや鍋物などで活用される
– ビタミンA、C、食物繊維が豊富
– 低カロリーで糖質制限食にも適している
ばれいしょ– 世界三大穀物の一つ
– 地下に塊茎(いも)ができるのが特徴
– ジャガイモ、マッシュポテト、フライドポテトなど調理法が多彩
– デンプン質が主成分でカロリーは高め
– ビタミンC、食物繊維も含まれる
ひょうたんなす– 別名:ピーマン、赤女苺
– 果実は独特の形状で食用部位
– 夏~秋が収穫期で暑さに強い
– サラダや炒め物、肉詰めなどで活用
– ビタミンC、カロテンが豊富で抗酸化作用がある
ひらたけ– 別名:平茸
– キノコ類で菌床栽培が一般的
– 秋が主な収穫期
– 食感が良く香りも良いので様々な料理に向く
– ビタミンD、食物繊維、たんぱく質が豊富
ほうれんそう– 葉が主な食用部位
– 春~秋が収穫期で周年栽培可能
– サラダ、和え物、スープなど多彩な利用法
– ビタミンA、C、鉄分、カルシウムが豊富
– 抗酸化作用や貧血予防、骨粗しょう症予防に期待

ま行の野菜

ま行の野菜
野菜名詳細
まいたけ– 別名:舞茸、ブナシメジ
– キノコ類で菌床栽培が一般的
– 秋が主な収穫期
– ぷりぷりとした食感と上品な風味が特徴
– ビタミンD、たんぱく質、食物繊維が豊富
みょうが– 別名:ミョウガ、茗荷
– 東南アジア原産の野菜
– 夏が収穫期で暑さに強い
– 茎や芽、花柄の部分が独特の香りと辛味を持つ
– ビタミンC、カルシウム、食物繊維が豊富
みつば– セリ科の野菜で葉と茎が食用
– 和風の料理に良く合う風味
– 春~秋が収穫期で比較的長期収穫可能
– サラダや和え物、刻んで香りづけに利用
– ビタミンC、カルシウム、食物繊維が豊富
もやし– 主に大豆やインゲン豆の発芽した芽を食す
– 別名:豆芽菜
– 生で食べるのが一般的
– 低カロリーでたんぱく質、食物繊維が豊富
– ビタミンC、鉄分、カルシウムも含む栄養価の高い野菜
もろこし– 別名:トウモロコシ、とうもろこし
– 果実(とうもろこし)が食用部位
– 夏~秋が収穫期で暑さに強い
– 生食のほか、ゆでる、焼く、粉末にするなど用途が広い
– ビタミンA、食物繊維、たんぱく質が豊富

や・ら・わ行の野菜

や・ら・わ行の野菜
野菜名詳細
やまいも– 別名:山芋、長芋、ながいも
– マメ科植物の塊茎が食用部位
– 秋が収穫期で寒さに強い
– ねばりけがあり、煮物や料理の素材に適している
– デンプン質が多く、カロリーは高め
らっきょう– ネギ属の野菜で球根が食用部位
– 夏が収穫期で暑さに強い
– 辛味が特徴で、生で食べるより漬物や佃煮に
– ビタミンC、食物繊維が豊富
– 独特の香りと風味が和食に合う
わらび– シダ植物の若芽が食用
– 春が収穫期の山菜
– 茹でるか湯がくで柔らかく食べる
– 香り高く、和え物や料理の素材に
– ビタミンA、C、食物繊維が豊富
– 旬は短いが、貴重な山の幸

FAQセクション

あ行の野菜FAQセクション
家庭菜園で育てる野菜の種類は?

家庭菜園で育てられる野菜は実に多種多様で、あいうえお順に並べただけでも50種類を超えます。根菜類、葉物野菜、果菜類、豆類、芋類、キノコ類などさまざまなカテゴリーにわたります。

一口に「野菜」と言ってもその種類は実に豊富で、産地や気候風土によっても異なります。日本列島各地の在来種から、アジア、ヨーロッパ、アメリカ原産の作物まで、家庭菜園で育てられる野菜の範囲は広がり続けています。

初心者に適した野菜は何ですか?

家庭菜園の初心者におすすめなのは、たまねぎ、だいこん、ほうれんそう、なす、かぼちゃなどの比較的栽培が簡単な野菜です。育てやすく、収穫量も多いのが特徴です。

他にも、ミニトマトやミニキュウリ、さつまいも、にんじん、ごぼうなども初心者向けと言えます。環境を選ばず、手間が比較的かからないためです。少し難しくなると、パプリカ、いんげん、オクラ、そら豆などが挙げられます。

家庭菜園で育てる野菜の育て方は?

野菜の種類によって適した育て方は異なりますが、基本的には日光と水管理、肥料や土作り、害虫対策、収穫時期をしっかり意識する必要があります。

具体的には、日光条件や水はけの良い土作りに留意し、適度な間隔で植え付けを行います。生育に合わせて雑草対策と適量の水やり、必要に応じた肥料補給を行いましょう。害虫が発生した場合は早めの対策が大切です。そして収穫時期を逃さず、旬の味を楽しむことが重要になります。

野菜の品種ごとの特性を把握し、専門書や栽培カレンダーを参考にしながら、愛情を持って育てることがコツです。地道なケアと経験の積み重ねが、家庭菜園の醍醐味でもあります。

まとめ:野菜一覧 あいうえお

か行の野菜まとめ:野菜一覧 あいうえお

    家庭菜園で育てられる野菜は実に多種多様で、私達の食生活を豊かに彩ってくれます。根菜類、葉物野菜、果菜類、豆類などさまざまなカテゴリーの作物が用意されており、1年を通して旬の味わいを楽しめるのが大きな魅力です。

    栄養面でも、野菜には様々な働きがあります。ビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質など、バランスの良い栄養素を豊富に含んでいます。生活習慣病の予防や肥満対策、デトックス作用、免疫力アップなど、健康を維持する上で欠かせない存在といえるでしょう。

    一方で、ひとつひとつの野菜に目を向けると、個性豊かな風味や食感を持っていることがわかります。辛味のきいたからし菜、独特の香りを放つみつば、ねばりけのあるやまいもなど、料理のアクセントになる存在が多数あります。また、日本の伝統的な発酵食品の素材として重宝される野菜もあり、郷土の味を引き継ぐ役割も担っています。

    野菜を自分で育ててみると、生命力の強さにも改めて気づかされるはずです。寒暖の環境変化に順応しながら、けなげに実をつける野菜の姿には、畏敬の念さえ覚えます。家庭菜園を通じて、食べ物を大切にする心や自然の恵みに感謝する気持ちが養われるに違いありません。多種多様な野菜の魅力を、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか。

    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!
    目次